蒼国来栄吉よりご報告

蒼国来栄吉の,真実を明らかにする闘いを報告していました。

2011年4月14日蒼国来の記者会見:一問一答(その1/2)

蒼国来:今日は,私のために集まってもらって本当にありがとうございます。私は日本に来て8年相撲をとりましたが,一度も八百長をしたことはありません。それを皆さんに知ってもらいたいです。

Q.今後の具体的な動きは?
弁護士:まずは日本相撲協会さんに考えを改めてもらって,蒼国来が土俵に復帰できるようになることを願っています。不本意だが裁判となるなら,解雇が無効となるよう法的手続きをとらざるをえなくなるでしょう。

Q.解雇となりましたが,しかし退職金は出るということですが?
蒼国来:解雇なのに退職金が出ると言われて,ちょっとその場では意味がよくわかりませんでしたので,弁護士さんと相談すると言って帰ってきました。

Q.退職金はいただくのですか?
蒼国来:その気持ちはありません。そういう問題じゃない。

Q.解雇をした相撲協会に一番言いたいことは?
蒼国来:この調査に対して,もう一度きちっと調査をしてほしいということです。

Q.入門してから一番も無気力相撲はないと言えますか?
蒼国来:はい。

Q.調査委員会の報告によると平成22年5月場所の力士A戦が八百長相撲ということですが?
蒼国来:調査員に何を言ったのかわかりませんが,そういうことはありません。

Q.力士Bが仲介役とされていますが,働きかけたことはありますか?
蒼国来:ありません。

Q.調査をすればわかる,ということですが,どこをどう見れば八百長でないとわかるんですか?
蒼国来:調査に呼ばれて,いきなりクロと言われ,それがどんな相撲かも言われないので,私も反論のしようがありません。2回,3回と呼ばれるうちに,証言が二転三転して,相手が何を言っているかもよくわかりません。

Q.それでは無実かどうかがわかりません。ここを見てくれということはありませんか?
蒼国来:そういうことは相手が言ってることで,私の話も聞いてくださいと言っても聞いてくれないのですから,それじゃ弁護士と相談して明らかにするしかない,となりました。

Q.つまり一方的に特別調査委員会が決め付けて,何も聞いてくれなかったということですか?
蒼国来:そうです。とにかく黒だ,ということでした。そして私が「はい」といえばお金を出します,言わなきゃ処分が重くなりますよ,クロと認めれば協会が守りますよというようなことでした。

Q.八百長を認めれば守るが,認めなかったら退職金は出さない,ということ?
蒼国来:はい。

Q.しかし,認めなかったのに今回退職金を出すと言ってますが?
蒼国来:それは協会のことで,私にはわかりませんが,私は受け取るつもりはありません。

Q.調査には何回呼ばれましたか?
蒼国来:全部で4回です。

Q.それぞれどのくらいの時間ですか?
蒼国来:はじめは30分くらい,2回目・3回目は30〜40分くらいだったと思います。4回目は弁護士さんと行ったので1時間くらいです。

Q.4回目はなぜ弁護士さんと一緒に?
蒼国来:あまりにもこちらの話を聞いてくれないですし,2回目,3回目で言われていることが二転三転するので,こちらは弁護士と行かないと何もできません。

Q.調査委員会は弁護士の同席を拒否しませんでしたか?
弁護士:私はその時の立会いではないし,今日は来られてませんので,私からは詳しくは言えませんが,特に拒否されてないと聞いています。その場に同席したそうです。

Q.勝ち目はありますか?
弁護士:勝つとか負けるとかという表現は使いたくなくて,蒼国来の主張が,裁判所,日本相撲協会で理解されるよう全力をつくします。

Q.これは不当解雇?名誉毀損
弁護士:相撲協会に対する解雇無効の主張が前提です。

Q.特別調査委員会を訴えるんですか?
弁護士:今現在ではそういう方向では進めていません。解雇通告は協会から出されていますので,日本相撲協会さんを相手方とすることになります。調査内容については,蒼国来も不満があるし,不十分なものだとは思いますが,それは解雇無効の主張の中で事実認定の問題として取り上げてくる問題になるでしょう。

Q.自信のほどは?
弁護士:具体的にどういう証拠があって,こちらも何も言ってませんから,まだいったい何を弁明すればいいのかさえよくわからない状況です。ただ,無気力相撲をやってません,ということは取り組みを見てもらうなどして,ハッキリ言えますが。どういう事実の流れで,そういったことをしたという判断になったのか,それがまったくわからない。それではこちらとしても反論のしようがありません。

Q.八百長認定されたのは5月場所の1番だけですか?
蒼国来:はい。

Q.4回調査に呼ばれたとのことですが,その具体的な内容は?
蒼国来:力士Aさんの名前は3回目に初めて出ました。そこまでは出てません。
それまでは2番が認定されたと言われていました。なのに次,親方が調査に呼ばれて行くと1番に変わってました。1回目,2回目は具体的取組にふれないで,3回目に2番がそういう相撲だと言われたのに,次,親方が呼ばれたときは,1番だったと変わっていました。言葉が二転三転変わってました。
「どうしてそんなに変わるんですか」と聞いたんですが,「すみません」のひとことで終わりです。

その2に続きます