蒼国来栄吉よりご報告

蒼国来栄吉の,真実を明らかにする闘いを報告していました。

プレスリリース ー 平成23年4月11日付引退勧告処分について

平成23年4月11日 蒼国来栄吉

本日,財団法人日本相撲協会理事会により決定された引退勧告処分は,平成22年5月場所の11日目の取組(以下「本件取組」)において,故意による無気力相撲を行ったことが処分理由とされています。しかし,私が八百長に関与したことはなく,次のとおり,今回の処分は,理由のないものです。

1.本件取組が無気力相撲とされるだけの証拠はありません

特別調査委員会によれば,A力士とB力士の供述が証拠であるとしています。しかし,次のとおり本件取組が無気力相撲とされるだけの証拠はありません。

(1)A力士の供述に信用性はありません

同委員会によるとA力士は,B力士の仲介等により本件取組で無気力相撲を行ったと供述しているとのことですが,仲介等の時期,方法,事前のやり取りの内容などについて,具体的には何ら供述していません。もし,本件取組で無気力相撲を行ったのであれば,事前のやり取りの内容や時期などについて具体的に話せるはずです。また,A力士は,供述の内容を二転三転させています。

(2)本件取組で無気力相撲の仲介等を行ったとのB力士の供述は,存在しません。

B力士が本件取組に関して無気力相撲の仲介等を行ったとの供述をした事実はありません。また,B力士が署名した調書も存在しません。

2.私は素直に調査に応じてきました

私は,調査の過程で終始一貫,故意による無気力相撲への関与を否定し,また,何らやましいことはありませんので,携帯電話や通帳を特別調査委員会に提出し,何ら隠し立てすることなく,調査に応じてきました。

故意による無気力相撲に関与した事実はなく,関与を認定できるような証拠がないことについては,特別調査委員会及び理事会に意見書等を提出し,ご説明してきました。それにも関わらず,今回の処分に至ったことは,誠に残念であり,承服できるものではありません。今は頭が混乱しておりますので,関係者と十分協議の上,今後の方針を決定したいと考えております。

(※以上は,引退勧告直後の記者会見で配布したものです。)